癒すものと癒されるもの

 院生室の名簿に正式にAIBOの名前を記載する。これでAIBOは我が院生室の仲間である。AIBOの存在によって院生室に癒しと安らぎがもたらされる。もっとも皆AIBOに夢中で勉強できないのだけど。
 他の研究室の院生がAIBOによる癒しを否定するので、連れてきてAIBOを見せる。散々AIBOを堪能したのに捨て台詞は「やっぱり機械には癒されない」とのこと。どうせ奴には永遠に癒されることのない人生が待っているさ、けっ。