宝生会月並能@宝生能楽堂

卒論作成で錯乱しかけていた時にネットで衝動買いしたチケットである。やはり新年最初の能は「翁」だね、ということで水道橋の宝生能楽堂へ行く。「翁」上演なので会場は満員で、着物を着た御婆さんが大量にいるのはある意味壮観。成人式にプラス四十した感じであろうか。
場内アナウンスで今年から宝生能楽堂内は全面禁煙になったとのこと。あなうれしや。これで休憩時間中のロビーの煙が解消されて、非喫煙者にとっては休憩時間がすごしやすくなる。喫煙者の方は大変だろうけど。ところで能楽堂内全面禁煙と言うことは楽屋の中も禁煙なのだろうか?楽屋を禁煙にしたら暴れだしそうな能楽師が何人も*1いそうなのだけど大丈夫でしょうか?

演目は以下の通り*2
「翁」シテ:金森秀祥 面箱:三宅近成 三番叟:三宅右矩 千歳:澤田宏司
能「弓八幡」シテ:中村孝太郎
狂言「末広かり」三宅右近 高澤裕介 河路雅義
能「羽衣」盤渉 シテ:今井泰男
能「鞍馬天狗」シテ:田崎隆三

感想:「鞍馬天狗」の最後の所の太鼓が迫力がないと感じた。一番盛り上がって景気が良いところだから派手な太鼓を期待したのだが、あっさりとした打ち方であった。

*1:特に重鎮クラスとか(笑)

*2:能は宝生流狂言和泉流