サッチャー元英首相の息子、クーデター計画関与で逮捕

南アフリカの検察特捜部は25日朝、同国南部ケープタウンで、サッチャー元英首相の長男、マーク・サッチャー氏(51)を中央アフリカ赤道ギニアでのクーデター計画に関与した疑いで逮捕した。
 石油やダイヤモンドなどの資源を巡る紛争が続くアフリカでは、南アの元軍人を各国政府や反政府勢力が事実上の傭兵(ようへい)として雇用するケースが後を絶たないが、サッチャー氏はこうした違法な計画を資金面で支援した疑いが持たれている。
 南ア検察報道官によると、サッチャー氏はケープタウン郊外の高級住宅地にある自宅で逮捕された。容疑は南アの外国軍事支援法違反。
 ケープタウンの地元紙幹部によれば、同氏は1996年に同所に移り住み、実業家として活動していたが、詳しい生活ぶりなどは不明だという。

赤道ギニアでは昔、作家のフレデリック・フォーサイス(Frederick Forsyth)が傭兵を集めてクーデターを起こそうとして失敗したことがありましたな。その経験をフォーサイス自身が小説にしたのが角川文庫から出ている「戦争の犬たち」。アフリカの政情不安定な国には付け入る隙が多いのでしょう。

金ためて 一旗あげよう アフリカで (字余り)